死ぬまでにやる100リストの良い点
(1)動機づけ
自分のやりたいことがあいまいな場合、一歩目が踏み出せないことが多々あります。陥りやすいワナは「あるべき姿(目標)」が先行してしまい、「やること(行動)」の優先順位が落ちてしまうことです。これにより一歩目のハードルを越えられなくなってしまいます。
死ぬまでにやる100リストにより、「いろいろと考えて行動できないことを解消し、まず行動する」という癖がつくと思います。
(2)継続性
死ぬまでにやる100リストにより、頭の中でのアクションアイテムが整理され、「積み上げることの楽しさや喜び」を得られ、その結果、継続的な行動が行えるようになります。
(3)発見
今までやってみたくても踏ん切りがつかなかったことにチャレンジするようになり、そこから得られる発見により、より視野と知見が増え、より一層素晴らしいリストに深化させることができると思ます。
リスト管理のコツ
(1)公開
死ぬまでにやる100リストは公開することが前提です。自分一人が閲覧するリストでは簡単に管理をあきらめてしまいます。知人に進捗を見てもらう証人になってもらい、緊張感を持ちながらリスト管理すること継続性が高まると思います。
強大なリストになると思いますので、Google SpreadsheetやOffice365による公開がおすすめです。またリストを更新した際にSNS(Facebookやtwitter)で知人に発信することも有効です。
「自分のことを周囲に伝えるのは気が引ける」と思われているかもしれませんが、世の中の人は周囲の人の行動にそんなに関心がありません。怪我しない範囲内で公開してしまいましょう!
(2)線引き
「人生において譲れない事項」を認識しておくことは、死ぬまでにやる100リストを管理する上でとても大事です。
世の中には「家族」「仕事」「健康」が大事だという人が多いと思います。これらが『直接的』に関与する目標を「死ぬまでにやる100リスト」に含めてしまうことはおススメしません。「死ぬまでにやる100リスト」はあくまでも「家族」「仕事」「健康」をベースとして成り立つリストとなります。これらの項目をリストに含めてしまうと、生活の基盤やかけがえのないものを賭してリストを管理することになってしまいます。
あくまでも死ぬまでにやる100リストは、人生において譲れない事項とは『間接的』に関連する程度の目標を入れることにご留意ください。
(3)言語化
とにかく書き出してみましょう。目標が100個なくても5個でも構いません。
とりあえず書いてみるといろいろな発見があると思います。もしも5個しか目標が立てられない場合は、それぞれの目標を実現すための「手段」や「過程」を目標としてしまいましょう。
例えば「TOEIC(R)で600点を取る」という目標がある方は、①毎朝単語を3つ覚えようとする、②年内に公開テストを6回受験する、③TOEIC(R)を話せる友達を5人作る、④AMAZONのランキング上位5冊の問題集を解く、等に細分化することにより、目標はいくらでも増やせます。
大事なことは言語化することにより、「自分が今何をしなければならないか」を明確化することです。ぜひ試してみてください。
(4)日々の更新(習慣化)
リストに目標を記載して終わりではありません。
その目標を達成するための記録を更新していくことも大事です。例えば、「100日間毎日●●する」という目標を立てた場合に、毎日その進捗を記録できる仕組みを導入しましょう。自分の努力が積みあがっていることが視覚化でき、やる気を継続させることができます。
参考動画:
【漫画】「人生が変わる習慣」を漫画で解説 【小さな習慣】
【ベストセラー】「習慣が10割」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
(5)特殊性
人間はどうしても他人と比べてしまいます。それはそれで必要な面がありますが、必要以上の争いは体も心も疲れさせる結果を招きます。
そこでなるべく人と争わなくてもよい目標を立てましょう。同じような目標であっても観点を変えればオンリーワンになれます。例えば「自転車で日本一周」はたくさんの経験者がいると思いますが、「●●公園外遊コースを1年で300周」といえば世の中の誰もなしえたことがないかもしれません。
人との衝突を避けることも、リスト管理をするためのコツとなります。
(6)手段の目的化
客観的な目標を選ぶことは非常に大事です。とはいえ苦手な分野で頑張っていても、優秀で経験豊富な他人と比べてどうしても見劣りしてしまい、結果的にやる気がなくなってしまいます。真っ向勝負してもかなう訳がありません。そういう場合は「結果」を目標にするのではなく「過程」を目標としましょう。
例えば、「フルマラソンで4時間以内」を目標にするよりも「一年間にフルマラソンのタイムを5分づつ縮める」とした方が他人との直接的な比較にならずにモチベーションが保てます。
あくまでも自分自身のためのリストということを念頭に目標設定することにご留意ください。
(7)柔軟性
人の興味の対象は日々変わります。環境も変化します。その中でずっと同じ目標をリスト中に維持しておく必要はありません。ある程度の見切りができれば断念するだけの柔軟性を持ちましょう。
またある目標を達成したのであれば、その目標達成で得られた知見に基づく新たな目標を立てましょう。
(8)目標に良い、悪いはない
目標設定において、難易度を均一化する必要はありません。
簡単に達成できる目標から非常に難しい目標までいろいろあって良いと思います。お金と時間だけで達成できる目標、努力と根性でなしえる目標、さまざまなアプローチを許容することも重要です。
Google Spreadsheetでの死ぬまでにやる100リスト管理
Google Spreadsheetの公開まで
- Googleのアカウントを取得
- Google Spreadsheetに記入する
- 「ファイル」→「ウェブに公開」→(公開したいシート)を選択して「公開」(ウェブページ)
以上でHTML形式のウェブページが生成されます。
Google SpreadSheetのコツ
- シートが複数になった場合は全て一つのファイルにまとめる。
- ウェブページにしたときに見た目が悪くなるため、「表示」→「グリッド線」でグリッド線を非表示にしておく。
- “=COUNTIF”や”=SUM”を使って自動化を常に心がける。
- スマホにもGoogle Spreadsheetのアプリを入れておき、スマホからでも編集できるようにしておく
- よく使うシートを左側、そうでないシートを右側といったルールを自分で決め、常に効率化を図る。